鉱物資源の有効活用研究、及び商品化並びに販売事業

事業内容： 鉱物残砂の有効活用研究　及び商品化並びに販売

（土壌改良剤、肥料、水質改良剤、建設関係添加剤、入浴剤などへの応用研究）
かつてマルコ・ポーロの東方見聞録において「黄金の国ジパング」とよばれた我が国は、地質学的にみても火山や地震が多いことから熱水鉱床により作り出される金の埋蔵量が豊富であるといわれ、古くから金の採掘が全国的に行われてきました。
近代になってからは貿易立国としての外貨獲得手段の重要性からも金の採掘が奨励され、最盛期には全国に４５０を数える金鉱山が操業されていたと言われています。
ところが、先の大戦を経た国家の方針転換により、その殆どが閉山に追い込まれました。
昭和１８年には金鉱山整備令が発せられ、開戦による貿易のための外貨獲得の意義が無くなっただけでなく、その労力を軍需産業に振り向ける目的でほとんどの金鉱山が突然の閉山となり現在に至っています。

その結果、全国の金鉱山跡地には操業途中のまま約７０年間放置されてきた放置鉱物が山積されており、特に金鉱山が集中していた九州地区を皮切りにその有効活用方法を逐次研究開発していくことで、我が国の眠れる資源を開拓することができると考えております。

具体的には、放置鉱物の分析データにはレアメタルの含有が確認できているため、農業用の土壌改良剤や肥料、水質改良剤をはじめ、建築関係の添加剤、入浴剤などに至るまで、幅広く応用が可能であると考えております。

全国の旧金鉱山は４５０余り存在しています。本事業の拡がりにより、全国の旧金山跡地が活気を取り戻し、限界集落問題を解決する一助になれば、この上ない喜びです。

※本事業は採掘を伴わないため、鉱業法に抵触する事業ではございません。